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バード・ボックスのgeminidoorsのレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
3.7
C.マッカーシー原作をヒルコート監督が映画化した"ロード"(ヴィゴ・M.主演)は終末映画として大好きな作品なのだが、本作を終末映画としては比較は出来ない。映画として個人的な好みからはド外れるが、サンドラ姐御にこうも頑張られたら、どうよ?
自ずと点も甘くならざるを得ないから。

冒頭が一番感じ入った。
だって彼女に腕を掴まれて"あんだすたんど?えっ?あんだすたんど⁉️"
って揺すられながら尋ねられたら、アナタどうよ?
きっとワタシ…
"うん、あんだすたんど"ってなるから!
ネ、なるでしょ⁈

他の方がレビューされている通り、ヒューマンドラマとして観れば真面目な創りで良品だと思うわネ(注:マルコビッチのオカマ風に)
あと、"お歳を召してから結構やたらめったらアンタ出まくるのネ!"とツッコミたくなるマルコビッチ氏のアノ顔コノ顔が観れると、何故か嬉しくなるワタシである。
ちなみに彼の"二十日鼠と人間"での演技は素晴らしく、映画も勿論言わずもがな原作の小説も知らずに居てはいけませんぞなもし。

補足としてー
多重人格映画としてもラストドンデン返し映画としてもかなりかなり好きな映画"アイデンティティ"で、最終に明かされる核となる人物を演じていたプルイット・テイラー・ヴィンス。
当サイトではキャスト欄にさえ名前が掲載されていないのだけど、かなり役が限定される風貌ながら印象に残る役者でして。
本作で、ほんのチョイ最後に施設代表役?で出演してました。
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