ぶるーべりー

バード・ボックスのぶるーべりーのレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
4.0
見ると頭がおかしくなって死ぬ謎の存在から逃げて暮らすポストアポカリプス映画。
何が見えるのか最後まで分からないところが上手い。ラヴクラフト小説的な怖さがある。
しかも人間サイドにも謎の存在側に加担する人が少数居て、まさに人狼ゲームの狂人的なポジションで立ち回るのが面白い。

大雑把にジャンル分けするとクワイエットプレイスとかドントブリーズみたいな、感覚や行動に縛りが入る系ホラーの類型だと思う。
でも出てくる人間のパターンが善人or悪人(略奪者)だけじゃないところ、視覚情報を通じて伝染するところは独特で良かった。

あとXファイル好きとしては感染時に目がどんより黒くなる表現がブラック・オイルっぽくて嬉しかった!
多分オマージュとかじゃなくて、ブラックアイチルドレンとか向こうで有名な都市伝説が発想の源泉になってるんだと思うけど。
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