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私、オルガ・ヘプナロヴァーのtakaのレビュー・感想・評価

4.0
モノクロ映像の美しさと白煙漂う退廃的カッコ良さが際立つ
それゆえ、本当の苦しい部分は描かれていなかった様に感じた
見方によってはヒーロー視してしまう層も居るかと思う(実際カッコ良かったし)

とにかく生きることに不器用な彼女
彼女なりに暮らしを謳歌した場面もわりと多くあり(何故か濃いめのHシーン多め)、悲壮感は殆ど感じない
ただ、無音の沈黙が続くので、ピリついて全く落ち着かない・・


鑑賞前にうっかりあらすじを読んでしまったが、
出来ればネタバレ無しで観たかったかも
当時の世間での受け止められ方や人物像についても掘り下げたくなる(wikiページも確認、思ってた以上に過激・・)


オルガ・ヘプナロヴァー
若気の至り的だが確固たる信念の持ち主
危うい思想もバンド活動など打ち込めるものが吐け口としてあればまた違ったのだろう
自然に囲まれた小屋での一人暮らし
周りを気にせず音出しができる絶好の環境
女友達を含め皆ルックスも良いし、親も喜んで機材類を援助してくれそう笑
当時ブラックメタルはまだ無いしw


唯一、曲がかかるダンスホール場面でのプログレッシブなロック曲がカッコイイ!
https://youtu.be/YaFsVyoilt0
使われていた3曲ともスロヴァキアのプログレバンド、Collegium Musicumのアルバム「Konvergencie」から
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