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私、オルガ・ヘプナロヴァーのmのレビュー・感想・評価

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オルガの犯行後、面会室で見せたオルガの母の涙が今作で唯一テンションあがったシーンだった。

もっともらしいことを並べ、他責でしか世の中を見られなかった幼稚な子供による犯行に共感なんてできない。
顕著に表れていたのが、弁護士との会話シーン。脈略のない、自らに都合の良い会話ばかり。「ある時は哀れな犠牲者で今度は神か」という弁護士の言葉がすべてであった。
この手の話大好き人間だけど、この主人公には一切共感できなかった。

あとは、そんなに性描写必要ですか?今作がはじめての作品らしいけど、監督、少々乱用しすぎでは?
また実話なのであれば全体的にもっと丁寧に描くべき。

オルガ演じたミハリナ・オルシャンスカさん『ゆれる人魚』の方が演技力もあってよかったな。
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