叫び

私、オルガ・ヘプナロヴァーの叫びのレビュー・感想・評価

4.8
今年一番の映画はこれでした。モノクロの映像、内容、主人公の容姿、行動、結末、すべてが刺さる。ぶっ刺さるぞ。チェコスロバキアで最後に死刑にされた女性、オルガの暗く儚い青春。時代が時代であったなら病気として診断され今も健在だったかも知れない。チェコスロバキアという国も現在は既に地図の上には無い。時はただ通りすぎて行くだけ。「私をひとりの自殺者として埋もれさせたくない、いじめられっこの殺人者としておぼえておいて欲しい」と言ったオルガ。僕はおぼえておきますよいつまでも。久々に心が震える映画を観た。
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