"シリアルキラー"の語源になった連続殺人鬼テッド・バンディの伝記映画。
30人以上の女性を惨殺って………ちょっと異常すぎて理解が追いつかない。
でも何が怖いって、テッドという男が(最後の本人映像含め)いたって普通の人間に見えてしまうこと。
それが本当に1番怖い。
テッドに唯一殺されなかった恋人リズ視点で描かれることと、容姿端麗かつ頭脳明晰な人間像から、「え？本当にやってないんじゃないの？」と、結末が分かっていながらも翻弄される作りになっていてそれは良かった。
極めて残酷な方法で惨殺された被害者が何十人もいるというのに、裁判長に「人間性の無駄遣い」「良い弁護士になれた」って言わせるテッドに計り知れない恐怖を感じた。。
ザック・エフロンは本作でイメージの脱却を図りたかったのかな
キラキラアイドルのイメージが強いザックのあのシーンで見せる演技にはゾッとしました…
ただ、サイコな演技が良かっただけにもっと見たかった
テッドの二面性のうち、リズの良き恋人役としての面がメインで描かれているので、猟奇殺人犯としての顔がもっと見たかったし、そうなった経緯や背景が知りたかった。
まあ構成上難しいのかもだけど。。
Netflixのリミテッドシリーズも観てみようかな。
