あるる

テッド・バンディのあるるのネタバレレビュー・内容・結末

テッド・バンディ(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ハンサムで知的、弁も立つし、追い詰められる側でありながら余裕のある笑顔と態度で主導権を握り周りを圧倒していく。ずーっと否認し続けているからもしかしたら本当に無罪?と思わされる。

男性的な魅力がすごくある人なんだな。ハンサムじゃなければ投獄されながらもラブレターまがいのものを貰うこともなかったんじゃないかな。

とんでもない悪人だけど人を魅了する事そのものには善悪はあまり関係ないのかなとも思った。メディアにもこれだけ注目されたのはおそらく事件の残忍さだけじゃないのかもしれない。だからすごく怖い。

バンディ本人も自分の魅力をよくわかっていて、それを最大限に活かしたゆえの犯行なのか。裁判官の最後の言葉が効くなぁ。

観覧者としては最初からバンディが犯人だとわかってるけど、終盤になるまで手に掛ける瞬間のシーンがないから当時の本当に犯人なのかどうか?という視点で観れるのが映画の作りとしてよく出来てるなと。終盤にやっと犯行シーンが入って、観る側の目を覚まさせる。
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