めいびー

テッド・バンディのめいびーのレビュー・感想・評価

テッド・バンディ(2019年製作の映画)
3.5
実在したシリアルキラーに関する映画だけど、実際の犯行シーンは最後の最後に出てくるだけ。面白いテクニックだなと思った。
基本的には彼の魅力的なというか、恋人や世間に見せる”キレイ”な面、またそれと対照的な恋人の苦悩を描いている。一面しか見せないことで、なぜか二面性が浮き立っている。暴力や殺しのシーンを並べなくても、これだけで彼がしたことがいかに残酷で、被害者はじめ恋人(しかも2人いる)など周りの人間にも言葉にできないほど悪の影響を及ぼしていたことが分かる。実話に基づいたとはいえ映画で見せられたことが全て事実であると鵜呑みにするつもりはないけれど、エンドロール中の実際の裁判との比較では99.5%くらい再現されていて、役者さんたちの努力が伺えて尊敬…!
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