吉良吉影

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

毎度お馴染みスコセッシ×ディカプリオ×デ・ニーロが贈るネイティブアメリカンなサスペンス。

大学でそれなりに勉強してきたので、ネイティブ・アメリカンに対する前知識はあった。彼らが殺害されても白人社会は見向きもせず、文化的的に大きく違うため差別的な対象を受ける。土地や埋葬に根強い思想を持つ彼らに対してずかずかと入り込む白人たちが、お金を得るために手段を問わない愚かさが全面に描かれていた。一般的にアメリカの人種差別というと黒人やアジア人を思い浮かべる人が多いと思うが、実は大きな問題を抱えていることを啓蒙してくれる作品だったと感じた。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』といい、ディカプリオも糞野郎な役が増えてきた。デ・ニーロは相変わらずの表面では良いことしてますよ感だして、裏でとんでもないことをやっているサイコ野郎。やはりハリウッド界の立役者で、この2人の演技は観てて飽きない。
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