洋画の大作はあまり見ないのですが、アメリカの先住民族の実話を基にしているというのに惹かれて見に行きました。206分、ほぼ3時間半。私が映画館で見た作品では『ユリイカ』217分に次ぐ歴代2番目の長さです。昨日見た『月』の2時間半も先週見た『キリエのうた』の3時間も長さを感じなかったのですが、こちらはめちゃめちゃ長いと思ってしまった。眠くなることもなくしっかり見れたし、良く作られた大作だというのもわかったのですが、盛り上がりに欠けると思ってしまった。3時間半淡々としていて、盛り上がるようなシーンが皆無に感じた。映画的に一番わくわくしたのは導入の先住民族のシーンと、亡くなっているのに捜査なしが続くシーンくらいかな。
アーネストの心情もよくわからなかったです。妻を愛しているのかどうか、私には掴めなかった。妻の大切な家族は殺すのに、自分の子どもが亡くなるとあんなに慟哭するんだって。人と思ってなかったってことなのかな。
描いていることはそんなに多くないと思うのに、なぜ3時間半も時間を要したのかと考えてしまう長さだった。テンポ悪いなとも思ってしまったし、テンポ良くすればもっと短くできたと思うのだが、私がこの作品からあまり受け取れていないだけなのだろうか…
