ヒカル

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのヒカルのレビュー・感想・評価

3.0
本作はApple TV+配給なので劇場公開終了後にApple TV+のサブスク(¥900/月)で観れそうですが、Apple TV+で一番観たいドラマシリーズのSeveranceはストで延期されており、マーティンさんも劇場で観てねと仰ってたので劇場ヘ。もちろんアカデミー賞ノミネートは確実だと思うのでアカデミー賞をイベントとして楽しむ為に観ない選択肢は無いです。(日本で評判の良いザ・クリエイターの方が本音は観たかったです。)


尚、先週のキリエ(179分)を超える206分と超長尺で膀胱力が星1.0の自分としてはかなり憂鬱で2時間前に水分を絶ち、暖かい格好、今年初のミニカイロを持参し、朝食に流行りの大福と万全を期して臨みました。(重鎮の監督に物申せるプロデューサーは少ないでしょうが、上映時間は150分以内にしてほしいです。)


感想は異常に疲れました。やっぱり長いです。緊張感は高く眠くなる事は2回程でしたが、キリエよりも随分長く感じられました。劇中でも触れられていたタルサの虐殺はドラマ版のウォッチメンでも描かれてましたが、ウォッチメンはJOKERと同じくヒーロー物をベースとして社会問題を描き自分の様なエンタメしか楽しめない人間や若い人達に訴求出来ていたかと思います。本作はドキュメンタリー?でそのままの歴史を描いておりストーリーは特に面白くは無いです。


ヒーロー映画が衰退しつつあり、本物の映画というものをマーティン・スコセッシに観せてもらおうと期待しつつ力んで劇場に来た人は多いかと思いますが、これでは老人と映画マニアの客しか喜べないよと自分は思い、ヒーロー映画だけでなく映画そのもの衰退を感じました。


キリエの方が広瀬すずとアイナ・ジ・エンドの歌を楽しめたのでキリエより下の3点にしておきます。キリエはもう一回少しだけ観たいですが、本作の2回目はお金をもらっても行きたく無いです。とにかくめちゃ疲れました。
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