MamiWatanabe

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのMamiWatanabeのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

レオ演じるアーネストのチンケな悪党ぶりに情けなくなり、乾いた笑いしか出なかった。
でもそれだからこそレオの演技がもの凄いと分かる。
モリーがとてつもなく気の毒になったと言うか、なんつー空っぽな男を夫にしてしまったんだと同じ女性として寄り添ってやりたくなった、、、
我が夫が叔父の言いなりで実の母も姉も妹も全ての殺しの片棒を担いでいたなんて、、、

それにかなり初めの頃にヘイルから金目当てで狙えとがっつりモリーとの結婚を示唆されてるくせに自分から好きになったと思い込めるアーネストに驚き
それらは勝手に脳内で編集される仕組みなんだろうな

インスリンの中身についてもアーネストが全く疑っていなかったと思えない。半分分かっていながら毎日注射するとんでもない男、、、

もちろん叔父のヘイルの悪どさが一番なのは言うまでもないし、手を汚さず人を使い、全てを思い通りにする姿はどんな時代にも存在する本物の悪魔だと思う、、、デニーロの淡々とした感じ、憐れみを装う感じ、もうたまらなく憎らしい!!!

とにかくアメリカ開拓時代の先住民の富や土地に白人たちが執着して蝕んでいく様子が真綿を締めるような苦しみとして伝わってきた
MamiWatanabe

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