鹿

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの鹿のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最近は人(鹿含む)の集中力と膀胱の容量の限界をガン無視した長尺の大作が当たり前のように作られるようになっているが……それにしたって長いって!鑑賞のけっこう前から、水分摂取を控えたりせざるを得ない状態で、ほぼ病気になりそうなのだ。膀胱炎で済めばまだいいが、心筋梗塞や脳梗塞になったらどうしてくれる!?途中で死んだとして、霊体になってもとりあえず鑑賞中の皆さまにご迷惑をかけないように最後までその作品を観ようとは思っているが、願わくは人生最後の映画がこれで良かった!!!という作品であって欲しいものである。
……本作はというと、まずは、主要な俳優たちが2倍くらい物理的に大きくなっているなかで、デニーロ氏の圧倒的な不穏の存在感はさすがである。絶対的な黒幕ではないところも良かった。しかし、あの秘密結社が出てきてからは、えっ?いいの?えっ?えっ?と、いらない動揺で、本編に集中できなかった。ラストシーンの人による円陣を真上から映した絵面は、その組織の目に見えて、いや、これ、何かされてんじゃないの?と勘ぐった。鹿が気付かなかっただけで他にもシンボルを紛れ込ませたりしているかもしれない。その組織かアンチかは不明だが、何か観客に影響が出るようなことをされているんじゃないの?封切りからまだ1週間なのに、だいぶ小さい劇場だったのは、来場者があまり見込めない(長尺のせいもある)からではなくて、規模が小さいほうが電波か何かが届きやすいからだったんじゃないの?とりあえず、トイレに行かなくて済んだのは、その電波の効果だったんじゃないのぉ――――!?
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