幕のリア

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの幕のリアのレビュー・感想・評価

3.7
これぞアメリカのやり口。
一方で信じ得る正義が機能している矛盾が巧妙。
息をするかのように制限時間無しに簒奪し尽くす様を描くには3時間必要だったのだろう。
テーマはともかく、今年観たなんとか村とかいう映画との雲泥の差をふと感じた。
予算とかそういうことじゃ無しに。 
比べるもんじゃないんだけど。

今作の見どころの一つは衣装。
序盤のディカプリオのスリーピーススーツとシャツネクタイのカラーバランス。
デニーロからラジオショーのアナウンサーまでスーツ生地の上質さは眼福。
アンティークなファブリックを漁ったのか、一から織ったのか。
ブラッキーの囚人服であろうデニムシャツとデニムカバーオールも目を引く。
欲しい。

登場人物の中では、太陽にほえろ感あるネイティブアメリカン潜入捜査官が最高。

も一度観たいなと思えるまでのシークエンスは無いなあと観ていたが、ラジオショーんとこは目を見張った。
マジックアワー時に石油採掘場でFB I全員集合シーンも良かった。

〜〜

今日の一曲

エンドロールにロビーロバートソンに捧ぐの文字が
お母さんがネイティブアメリカン
今年8月に亡くなった
合掌

Robbie Robertson
Somewhere Down The Crazy River

https://m.youtube.com/watch?v=4KP9PNSUME4&pp=ygUb44Ot44OT44O844Ot44OQ44O844OI44K944Oz
幕のリア

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