のまたろう

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンののまたろうのレビュー・感想・評価

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劇場で大作にどっぷり浸るの大事〜、大作からしか得られん滋養がある。

観る前は200分にビビってたけど、始まると退屈さも冗長さも全く感じなかった。あっという間とは言わないけど体感130分くらい。

18世紀より前にもアメリカ大陸はあって、ずっとそこに人は住んでいたのに、今の世界しか知らない僕らはうっかりそれすら忘れそうになる。怖いな。
歴史は生き残った側によって作られるから、この映画もやっぱりホワイトアメリカンが作ったもので、その傲慢さからは逃れられない。それでも作るということ。

ディカプリオの役柄はあまりにも愚かだけど、巨大な悪にからめとられるとき、ほとんどの人がああなってしまうのではないかと思う。自分の行為が悪だとわかっていても、誰もそんなこと信じたくないのだから。
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