ネイティブ・アメリカンのオセージ族の悲劇を扱っていて、この史実を知らなかった自分にしてみれば、非常に興味深い作品だった。
一見すればネイティブ・アメリカンと白人が対等に生活してるように見えるコミュニティがすごく違和感あった。
それはやっぱり、オセージ族の財産に目をつけた白人達が金を得ようと取り入ってるからであり、金目当ての結婚や保険金殺人を目論むキングによって作られた虚構の世界なのだと、すぐに分かってくる。
デ・ニーロは登場しただけで胡散臭く、悪人だとすぐ分かる。
で、ディカプリオは彼に利用されるどうしようもない男で、その状態が3時間ぐらい続くから呆れてくる。
だから最後のモリーの質問には真摯に答えて欲しかったなぁ😔
あれにちゃんと答えていたら、モリーは彼を許したかな？
上映時間206分という大作だったけど、西部劇、人間ドラマ、人種差別、恋愛、サスペンス、法廷劇といろんな要素がてんこ盛りで、飽きさせない。
映画館で観て良かった。
