3時間で抜け切っていた気が最後の最後で引き締まり切った、久しぶりに映画観た直後に何も考えられなくなって泣いた。"お前がこの3時間観たものはカスの娯楽で、ここからが現実です"と本人が直接言ってしまう真剣さ。画面いっぱいに｢解決して良かったね〜笑｣と満足顔をする劇場の観客が映り...
ブラッククランズマンとある意味似てる
｢ミステリー｣というジャンル分けによる矮小化をしたり、シチュエーションを消費しやすいポルノにする事は全く許されてない。不快だし辛い 映画を全く信用してないとも取れるし... それでもマーティン・スコセッシが感じている事、最後の決断は覚悟が決まってる。年齢的にも。
オセージ族を殺していく様子をグッドフェローズやウルフオブウォールストリートの様なテンポ感で描いてしまう前半もキツい。でも音楽や演出は陰湿、相変わらずゴア描写は派手じゃなくとも、心の底からゾッとするようなモノになってる。今作がクオリティの高いエンタメ作品である事を分かった上で、文字通り、"監督自身"がそれを一番厳しいやり方で利用しているのが苦しい。
...散々苦しいだの辛いだの言ってるけど 勿論 本当に苦しく辛いのは自分ではない
