けん

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのけんのレビュー・感想・評価

3.0
監督 マーティン・スコセッシ

80歳にしてクリエイティブ魂が老いないスコセッシには敬意しかないけど、206分その魂について行くのは、なかなかのカロリーが必要だったんだ。

実際にあったFBIの創設につながる大量殺人事件を、スコセッシ監督らしく細かく丁寧に描いているから見応えは十分にあるんだけど、この話面白い?

頭の悪い主人公を演じるディカプリオ、シブい善人の顔した悪党を演じるデニーロ、演者達の演技合戦は、これまた見応えがあるんだよ。

でも、サスペンスでも無いし、謎解きでもなく、淡々と話が進んでいくから僕はちょっと飽きたな。

もっと観客をハラハラ、ドキドキさせるなら、FBIの視点で事件の謎を暴いて行くストーリーにしてくれたら良かったのにな。
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