めきめき

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのめきめきのレビュー・感想・評価

3.8
2023年78本目。
[作品情報と鑑賞前の私見]
マーティンスコセッシ監督とディカプリオのタッグ6作目。

なかでも"シャッターアイランド"や"ウルフオブウォールストリート"などは鑑賞済み。

1920年代初頭にオクラホマで発生した実際の連続殺人事件を元にしたデイビッドグランの小説が原作。

上映時間3時間半の超超ロング作。
(この監督ならよくあることだが)


[鑑賞後の感想]
最初からわかっていればそんなに長くも感じなかった。飽きさせない展開には満足。

ディカプリオの情けなすぎる役柄と演技が良かった。
もともとは彼は白人刑事の役の予定だったが、
先住民と白人のラブストーリーを本筋とするために、アーネスト役に自ら名乗り出たそう。

ディカプリオが素晴らしいのは、
容姿は物凄くかっこいいくせして
酒浸り、ドラッグ漬けのどうしようもない男や
女に振り回される情けない男の役をやってみせるところだと思っている。
今回もそんな男の役である意味ハマってた。

史実を元にした話は真実味が強くて、エンタメ性も加われば面白くなるのは必然。

デニーロはどんだけ金に目が眩むんだと少々引いてしまったが笑笑

長い作品なだけあって導入と結末の演出が素敵。
長い作品だとあんなふうにまとめて終わってくれると凄く気持ちがいい。