乙

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの乙のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

マーベルはじめスーパーヒーロー映画への批判ばかりニュースで見かけるマーティン・スコセッシ監督の作品。
まぁ、こんな重厚な作品を作られたら、あぁ言うのも説得力はあります。マーベルがコミックを読んでいるような体験なのに対して、この映画は長編小説を読んだ時のような体験です。
(話がそれますが、アバターやターミネーターを作ってるジェームズ・キャメロン監督がスーパーヒーロー批判はなんか違うなぁと)

根底にあるのは文化侵略や差別。
ディカプリオ演じるアーネストはいい意味でも悪い意味でも純朴で馬鹿。映画を観てる側からすると明らかにモーリーを殺そうとしていますが、アーネストはおじさんのことを信じていている(信じようと自分に言い聞かせてる)。
その根底は、モーリーを愛していながらも、どこかでネイティブ・アメリカンをさ差別していたんだと思います。

実話ならではの、ちょっとスッキリしない終わり方も余韻が残って良かったです。
乙