このレビューはネタバレを含みます
ネイティブ・アメリカン"オセージ族"の石油利権を搾取すべく、あらゆる手段で部族を排除しようとする白人の黒歴史。
スコ・レオ・デニーロ夢の共演。レオおじが口を真一文字に結び、男梅みたいな表情を浮かべるのが印象的で、情けない親父を見事に熱演。もう本当に素晴らしいです。
デニーロ演じるキングは、オセージ族を真の友人だというが、本音は純血資産だの受益権だの人間扱いしない畜生。髭剃りシーンは『アンタッチャブル』を想起させる。こういう役を演じたら彼の右に出る者はいない。
話の結末は『グッドフェローズ』的な幕切れ。白人の魔の手がゆっくりと、しかし確実にがん細胞のように彼らを侵蝕していく様がリアルでした。
ただ、どんなに面白くても3時間半は寝てまうzz