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吉祥寺オデヲン
200分超えのど長尺なので、用心してビールも入れずに観た。けどこれ飲んでも良かったかも。派手さはなく、むしろ抑制された画面、演出を貫きながら、全くダレることなくラストまで引っ張るパワーは、スコセッシ老いて尚衰えず。
原作は数年前に読んでたので大筋は理解していたが、確かに捜査官視点にしなかったのは慧眼。
奥さん役のリリー・グラッドストーンの眼差しに痺れた。
そして、ラストのあの演出…あまりに唐突で面食らったけど、白人が私利私欲で先住民を虐殺したという事実も、結局大衆の娯楽に消費されて忘れ去られていく、ということかと思えば、非常に意味深なラストといえる。
