ゆき

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのゆきのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

三時間半という長さに躊躇していましたが、意を決して観に行きました。
結果トイレ離脱せずにw、最後まで割とあっという間でした。

デ・ニーロ演じるヘイル、確かに悪い奴なのですが、立場が弱まれば主張もぐだぐだになり、服役しても結局出てこられたり…刑務所に入ったこと以外は美味しいことの方が多い人生だったのかなと。
ディカプリオ演じるアーネストは、家族を守りたい気持ちと、自分の欲望のために嫁の身内を手にかける非道さ、双方を持ち合わせているのにそれが凄く自然。善悪どちらにも振り切れない感じ。
モリーやその他のキャラについても、THE悪党、THE被害者という雰囲気ではないところが妙にリアル。
ブレンダン・フレイザーの弁護士役は迫力がありました。

確かに長いのですが、じゃあどこか削れるのかと言われると思いつかない。
スカッとしないけど、胸糞とも言えない。
現実ってこう、はっきりしないものだよな…という感想が最もしっくりくるかもしれません。
ゆき

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