野田陸

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの野田陸のレビュー・感想・評価

3.8
常に画面には陰鬱な空気が漂う。
ご褒美的なシーンも殆どないが画の圧倒的な力に3時間半魅入る。音楽が地味だが出色のクオリティ。
インディアンとその歴史に奉仕する映画。

デニーロのピュアな悪人の重厚感が凄く、
ディカプリオは空っぽの男が似合い過ぎる。
毒を分けて飲むシーンはその空っぽな男の寄る辺なさの象徴として余りにも情けなく、美しい。
野田陸

野田陸