うちむら

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのうちむらのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

濃い内容なんだけどあまり抑揚がない。面白くないわけじゃないから観てはいられるんだけど。

あのラジオ劇?スピーチのシーンいるかな。監督本人だから必要なのかな?3時間位までは集中していたのに、その後が途端につまらなくなって集中が途切れ残り時間がながーく感じた。

神様と人間と悪魔が、金のなる木の周りで右往左往してるような作品だった。
モリー(リリー・グラッドストーン)の瞳が、何もかも見通してるかのような真っ直ぐ神かがったもので、モリーのファーストシーンからこの人に注目。愛を信じぬいた神様の役割に思えた。

バークハート(レオナルド・ディカプリオ)は、人間の弱いところを存分に見せてくれた。愛と悪の共存。

ヘイル(ロバート・デ・ニーロ)は、悪魔がいるならこんな感じだろうと。悪を植え付けやすそうな人選や一見いい人に思える巧妙な立ち回り、口調も静かで穏やか。善の部分が一切ない。ロバート・デ・ニーロ自身を嫌いになるほど。

3時間半近く重いけど単調という印象で、人間を挟んでの神と悪魔の綱引き、白人の金の亡者ぶりへの批判と怒りを観た。
うちむら

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