ツナ缶

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのツナ缶のレビュー・感想・評価

3.4
映画自体に無駄なシーンも余計な部分もなかったし、俳優の演技も素晴らしかったけど、実話を基にしているから物語自体は淡々と進み、音楽も抑揚がないから、ひたすら歴史の事実を見る感じの作品。

あらすじは、石油で潤った土地を持つインディアンを善人面した白人の一族が、合法的にその権利を得るために、インディアンを殺していく胸クソ悪い実話映画。

昔も今も強欲な者は、楽な方法で人から奪っていくので、現在進行形で行われているよなーってことを思いながら見ていた。
日本には数百年分にもなるレアアースだったり、天然ガスとかが近海に埋蔵されていて資源国家になる可能性を秘めているんだけど、グローバル化した現代では当然その旨みを吸い取ろうする外国勢力があって、資源国家だろうと国民に還元されることなく、一部権益層だけが旨みを享受し、国民には増税だけが重くのしかかり、豊かさを味わうことができないんだろうな…って、この映画を見ながら、インディアンのように日本は食い物にされるんだよなと思ってた、悲観的すぎるだろうか?。
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