働け吉田

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの働け吉田のレビュー・感想・評価

3.6
206分があっという間!
なんてことはない。普通に長かった。仕事終わりの20:10〜23:45っていう地獄のような時間で観たのも悪かったけど、その分すいてて隣が空席だったからまだマシだったかな。それでもケツがすり減ってなくなる勢いだった。
ウィンド・リバーを観てネイティブ・アメリカンの迫害の歴史について興味を持ったから頑張って仕事を終わらせて観てみたけど、実話ベースとのことだけどその辺の歴史が(根底にはありつつも)作品の主題になってるわけではなく、基本的には1人の極悪人とその周辺の人物の話だから期待していたのとは違った。ネイティブ・アメリカンの人の不憫さ、白人の愚かさみたいなのはもちろんしっかり伝わるようにはなってるけど、石油で財を成したネイティブ・アメリカンが逆に白人を使役するようなシーンも多いし、ディカプリオの心情もがあっちに行ったりこっちに行ったりするからどっちにスタンスを寄せて観たらいいのかわからず結局最後まで感情移入はできなかった。
でも超長尺なのに退屈だな〜って思うことはなく、普通に楽しめた。でも映画館で観なくてもいいかな。エンドクレジットが音楽なし、下から迫り上がってくるスタイルでもなく独特なのが印象的だった。
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