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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのmatsukemのレビュー・感想・評価

4.0
マーティン・スコセッシ23年作。1920年代、アメリカ・オクラホマに強制移住させられた歴史があり突然居住地で石油が掘れて莫大な富を掴んだインディアン先住民が、財産相続を狙う悪い悪い白人達に忍び寄られて次々に殺されて行く実話。3時間半。白人役のデニーロもディカプリオもしっかり悪く重い映画。でも事件が明るみに出る終幕頃にインディアン先住民の鎮魂歌のような感慨に。ともすると記録映画のように平易に描くスコセッシの手腕か。監督と親交が深くロックレジェンドで本人もインディアンとのハーフであるロビーロバートソンが超渋いサントラを手掛け同年に亡くなった事も含め色々な意味で重い映画。
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