花の生命(先住民)を摘み取る殺人者たち(白人)の物語。この例えがなんとも素晴らしい。
先住民に寄生し、富目的にじわじわと殺していく白人が生々しく描かれている。
これが人間のリアルであり、今も変わらず似た様な事があちこちで起こっているからこそ考え深い。利益の為なら人間はなんだってするんだ…
レオナルド演じる、どこか抜けていて小物感たっぷりの役がどこか愛らしく、シリアス感をマイルドにしている。それに叔父役のロバートデニーロの何とも言えない空気感が緊張感あって良い。流石の演技力で引き込まれます。
この監督の、ミステリアスでありつつ、本質をしっかりと捉えた見せ方が素晴らしい。この様な歴史的事実を映画に出来る力、表現力に感動すら覚える。