海嘯

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの海嘯のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いや、アカデミーはこれだろうよ。
カッコよくて辛いな。史実を基にしてるのにちゃんと起伏があってフィクションみたいな物語がある。そんな事実にびっくりだけども。
愚直にもキングを信じて進むアーネスト、家族を愛しながらも血縁に信頼を置いてしまうアーネスト。黒幕が怖すぎる。最初から黒幕として見てると、なんで生きていくのが上手いのかと思わされる。結局は失敗してるんだけどね。プライドなぁ。
そしてなんとも酷い。モーリーの失われたものを想像すると想像できないぐらいに失われてる。愛してる人が本意でなくても、大事なものを奪っているのに。割と現実もそんな感じなのか…。
衣装いいな。常にフォーマルさを失わずともなんとも言えぬ清潔感の欠陥が魅力を増してるし、インディアンの素敵な民族衣装には魅力だと思わせるものがある。
アーネストがインディアンの言葉をしゃべられるようになってるのを見てると本当に愛していたんだなと思うし、だからこその現実の時間と物事の進み方が辛い。救われて欲しかった。
モノクロからカラーに変わる演出とか、静と動の位置付けがなんとも言えなくてハマってしまった。3時間半の映画で、1時間見てもあと2時間半、、、、2時間観てもあと1時間半、、、とサブスクのよくないところが出てきてたけど、それでも3時間の厚みは価値があった。映画館で観ればよかった。
映画館で観なくて良かったなって思ったほうが人生価値だと思う。ずっと何年もそれを繰り返してるよ、悔しい。
頑張っていくね。。。
海嘯

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