違う!断じて違う!
お前たちは戦うべき
では無かった。
神作を愛すべき
だったのだ!
「宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち
第七章新星編 最終章」
これは駄目だ。
大酷評です。私にしては滅多ないことなので、見たくない方はお引き取りを。
前章で広げた風呂敷は大慌てで閉じられた。無理矢理、そして小汚く。屁理屈と言う、どうにもならない力技で。その力技は神作であるリメイク元の持っていたカタルシスを蔑ろにし、人の命の重さと言うもっとも大事なものを同時に捨てた。人の命の輝き、誰かのために生き、死ぬと言う最も輝く崇高なる瞬間を描いた筈なのに、矛盾を生んだ…。
つまり…簡単に言えば…いらない話、理屈を詰め込み、1番大事な都市帝国攻防戦、大事な人々のために、命を散らしていく彼らのカタルシスが希薄なのだ。
全員が雑すぎる。
リメイク元の二時間の映画版でも、あったカタルシスがなく、感情移入ができない…。新たに組まれたつまらない理由や小難しい理屈が邪魔をして、描くべきものが描かれていないが故に…あぁそうですかになってしまった。ここ迄の作劇、構成が下手すぎる…。いくらセリフだけリメイクしても無駄だ。
もう一回、ヤマト2と愛の戦士たちを見てこい。シナリオが下手すぎる。
その弊害は本来、全てを引っ張る存在テレサの印象が皆無である事にもある。
誰もがエヴァを観たいわけではない。最終話はエヴァやイデオンでやってくれ。因果地平に作成者を送り込みたい。
やはり…辞めておけば良かったんだ。としか思えない。神作に挑んだ気概は買う。時代が違うのもわかる。だが…作劇演出がヘタでクラッシュしたのは許しがたい。
どうやら、まだやるようだが、期待はせず待つ。なぜこれ程酷評しながらも待つのか。それは!リメイク元のレベルが低くなるからだ。ハードルは低い。やりようはあるはずだ。この失敗を糧にハードルを再び超えてくれ。ヤマトファンからの切なる願いだ…。