ホイットモア大統領

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章 新星篇<最終章>のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

4.0
2019/3/3 MOVIXつくばにて鑑賞。

待ちに待った、いや、お義理の付き合いで辿り着いた最終章。結果としては当初の期待を超えた満足度で終えることができました。
しかし、期待値は0、いやむしろマイナススタートだったのでそれよりは…という感じ。

まず、今までの愛だの何だの言ってたのは何だったの???結局あっさり戦争じゃん!と言わざるを得ない演出。
それに、皆様が言うラストの展開。個人的には方舟の最終形態もそう。ヤマトはほんの少しでもいいから、真田さん無双でも良いから、科学的・機械的なところが良いのであって、あんな造形や精神SFみたいなのはナンセンスだと思う。

でも1番は、キャラクターをぞんざいに扱ったこと。無駄死にが多過ぎなのだ。
特に、クライマックスであいつにああさせる意味がわからないし、オリジナルが存在している以上あのセリフを入れなければいけないとはいえ、あんなところで普通それは言わないだろうよ!
なんだか自分たちで蒔いた種に後悔し、そのまま枯らせたような酷い有様だ。

それでもなぜ満足したかと言うと、前章からの流れを引き継ぎ、熱いシーンも多かったから。

大量のアンドロメダとあの方たちの援護はもちろん、俺の大好きな “猟犬” ことフラーケンはここでも最強で、彗星帝国への最後の波動砲演出はかなりの力の入りようだった!最も、戦闘シーン最中にセリフ多過ぎでテンポが台無しだったが笑
そして、展開はどうあれ大塚芳忠さんの演説は最高だったし、その後の玄田哲章演じる副司令がいい味出してるんだこれが…。

結論、次回作があるということで、今本当にリメイクすべき「暗黒星団帝国編」に期待を、俺より愛を込めてこの点数!