町蔵

川沿いのホテルの町蔵のレビュー・感想・評価

川沿いのホテル(2018年製作の映画)
3.5
韓国の名匠ホン・サンス監督が、『草の葉』(2018)に続き、モノクロ映像で描く長編第23作。ホン・サンス監督と女優キム・ミニの、6本目のコラボレーション作品。漢江沿いのホテルでのある冬の一日を舞台にした会話劇。2020年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベストテン第6位に選ばれ、第68回ロカルノ国際映画祭ではキ・ジュボンが最優秀男優賞、第56回ヒホン国際映画祭では最優秀作品賞と脚本賞、最優秀男優賞を受賞。日本では第19回東京フィルメックスのオープニング作品として『草の葉』とともに上映された。
あらすじ:
 ある冬の日、漢江沿いにある静かなホテルに長らく逗留している老詩人ヨンファンは、何となく自分が死ぬような気がして、疎遠となっていた2人の息子をホテルに呼び出した。だが、親子は同じホテルの違う場所で待っていてなかなか出会えない。ようやく互いを発見した親子はホテルのコーヒーショップで久々に会話するが、話がうまく嚙み合わない。ホテルの別の部屋には失恋して傷心の美女サンヒが滞在している、ヨンファンは彼女を気に入ってその後を追う。やがてサンヒを慰めるために先輩の女友達がやってくる…。
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