かめしゃん

乙女たちの秘めごとのかめしゃんのレビュー・感想・評価

乙女たちの秘めごと(2017年製作の映画)
5.0
・実際的な利害関係が一致した人たちの話 端的に言うと

・愛もたしかにあったから、一見、倫理的障壁もクリアしたっぽくは見える

・19世紀中頃は産業革命以前で、労働人口が富ではなく生活と生存に直結していたので、子供が出来ることの価値に重きを置かれていたのだろうな、と 
価値観が現代とはちがう世界

そういう前提で観るなら、映像はきれいだし、大崩壊もしないし、無事に着陸はした感じ 現実にはもっととんでもなく悲惨な終わり方にだってなり得るだろうけど

・全然話が変わるが、自分はナポレオンに対しては世間とは異なる所見があり、
数百年にも渡る不毛な宗教戦争が漸く終わりを迎えて、ヨーロッパ各地が安定を迎えようとしていた時代に、そこに敢えて戦乱を持ち込んだナポレオンを英雄だと考えているのはフランス人だけでは?とすら思っている
・ルーブル美術館は確かに立派だし、文化遺産の保存意識も凄い高いんだろうけど、強奪品を展示しているのだよな、という気もする
・ナポレオンの功績は、風化しかけていたエジプトの文化遺産を保存したことだけでは?とすら思っている(ちょっと嫌味)
・ヨーロッパの各国に、ナショナリズムの意識を根付かせた、というナポレオンの為した功績については、後付けすぎないか、と思ってしまう
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