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幸せへのまわり道のkissenger800のレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
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そうねえ黒柳徹子に置き換えればいいんですかねフレッド・ロジャース。ということは『トットてれび』の満島ひかりを持てたことで我々もそこまでトム・ハンクスが居るハリウッドをうらやまなくともokってことでよろしいか。
……という方角の連想にひととおりカタを付けたあと、つくづく思うのは、トム・ハンクスが至宝なことに異存はまったくないけれど、一方であまりにステージ上がり過ぎてしまったがゆえに、「競演」レベルで匹敵する存在をキャスティングできなくなっている世界の不幸について。
生粋のデンゼル信者なので『フィラデルフィア』(1993)を思い出すだけで幸せ、ってところにボーダーを設置してしまうせいなことは自覚していますけど、でも、あれからもうすぐ30年。トムとの丁々発止を繰り広げられることができたのがメグ・ライアン、エマ・トンプソン、メリル・ストリープ。って少なすぎるとは思わないかね!
でかぷー? いいよ、仮に『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002)を認めるとしても……それでも、少なすぎるだろ!
ええいなんとかしろ、男たちよ!
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