三人の男の話に見えて、実は彼らを支える三人の女性がすごいって話なのでは🤔
有名司会者フレッド・ロジャース(トム・ハンクス)へのインタビューを通して、記者ロイド・ヴォーゲル(マシュー・リス)が長年確執のあった父(クリス・クーパー)との関係を改善していく姿を描く、実話を元にしたヒューマン・ドラマ。
「クイーンズ・ギャンビット」からのマリエル・ヘラー繋がり。
息子と父の確執もの。父を憎みながらも、自分も父と似た者同士だってことに苛立ちを感じる息子。まあ、それ自体はよくあるパターン。
和解のきっかけになる実在の有名司会者フレッド・ロジャースが、本当にこんな人いるの?って感じの聖人君子。トム・ハンクスが手だれた演技で演じているが、もう少し人間味を感じさせるエピソードがあってもよかったかな(あるにはあるんだけどね)。映画自体もロジャースの番組を模した演出をしていて、寓話性を高めている。
全体によくできてるんだけど、話の主体がヴォーゲルとロジャースに分散されちゃって、印象が薄まっちゃった感があるのが勿体無いかな。