今日この映画に出会えてよかった。
とても優しく肩を抱き寄せてもらったような気持ちになる。今、心が少し疲れている人や悲しみや怒りを抱えている人はもちろん、多くの人に観てほしい。
アメリカの子ども番組の司会者フレッド・ロジャースという方を本作で初めて知った。彼の番組は実際には観ていないけど、こんな子ども番組があったら子どもと一緒に観ていただろう。調べたら、とても礼儀正しく、心優しい人だったという。演じたトム・ハンクスが彼の写真そっくりで驚いた。
幼少期からの心の傷をもったロイドは、フレッドに出会い徐々に自分のすべての感情を認められるようになり、人を許せるようになるのだが、観ているこちらもロイドと共にありのままの自分を認める勇気が湧いてきて同時にとても癒される。
地下鉄のシーンはすてき。
あと原題、この映画にぴったりだからありきたりな日本語タイトルなどにせずそのままつけてほしかった。