Kubo

ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​のKuboのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

芸術的 絵画に及ぶ ホラー・サスペンス
絵に弄ばれて 好きな画家の絵に引きずり込まれる。

画家・画商・批評家・アシスタント
絵画の世界を彩る多様な立場からの視線
決して主人公とは思えない振る舞いのジェイク
根こそぎ 利益主義を象る様々なキャラクター達

後半では既に"どうせ殺されるのは目に見えてる"
のにその殺され方が気になってくる始末。
これもまた一種のゲシュタルト崩壊なんだろう。

しかも、その殺され方がまた芸術的で良い。
その殺され方だけで最後まで観れるし。
伏線も回収しますし。

そりゃ勿論、多少登場人物の背景は薄くなるし
"ファイナルデッド"シリーズにも似通るのは仕方ないところですが...
それでも新しいアプローチの試みだと思いました。
Kubo

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