このレビューはネタバレを含みます
満点!
コメディとしてレベルが高い。
海外のコメディに負けてない。
邦画のコメディでここまで笑ったのは、矢口監督以来。
振り切っててとても良い。
監督、脚本、主演、企画の松尾スズキという責任を負うように、全力でバカやっています。
バカバカしくどこか男のアホさが光る切ない映画です。
この映画は、馬鹿に全力なので、とても熱があります。
欲望に振り切ってて主人公が鼻につかないの良い。
愛する妻にに浮気されたと思った男が、復讐として108人の女を抱きまくる。
という大筋がバカなので、小さな馬鹿をやれる範囲がある。
とても大変な撮影なシーンがクライマックスに来ます。
凄い画です。
ミニマムなシーンもとても楽しい。
特に、出てくるキャラがみんな嫌味がなく欠点だらけの人間がなぜか愛おしい。
キャラクターが生き生きしてる映画はいいなぁー。
知らない俳優ばかりなのに、とてもキャラ設定が良いから印象に残りました。
松尾スズキの作品他も見てみようかなー
わたしにはストライクだ。
唯一、エンディングが曖昧なのがダメ。
ここまで振り切っているなら、女島に到着して、離婚にすれば良い。
もしくは、妻とやり直す。
エンディングが曖昧だと言いたいことがボヤける良い例ですね。