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108~海馬五郎の復讐と冒険~のryoshagadelicのレビュー・感想・評価

3.8
松尾スズキファンとして、監督脚本原作主演作を観ないわけにはいけない。

クライマックスの最狂のヌルヌルシーンは悲劇と喜劇がないまぜになって最後には爆笑する日本映画史上に残る名シーン。

表現することがあらかじめ内包する恥ずかしさを決して忘れずと向き合ってきた松尾スズキが自らを主演として辱めまくって、18禁で好き勝手に表現したすごい作品だった。

大橋仁の「そこにすわろうとおもう」を思い出す。
LiLiCoの怪演に爆笑。監督の期待をはるかに超えてたんじゃないかしら。
酒井若菜の使い方も!
結婚という制度と性欲という本能、嫉妬と猜疑心と虚構と現実。
松尾スズキらしく笑いの頻度と強度が異常。
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