masat

108~海馬五郎の復讐と冒険~のmasatのレビュー・感想・評価

2.6
煩悩の数は、イイねの数、
復讐に課した数、
その数に囚われた地獄めぐり、ラブ・アドベンチャー。
小粋にやりたいんだなあ・・・
なのに、臭いのキツいチーズみたいになってしまうのは、それこそ性、滲み出る作家性。久々に食らった。

こんな次元に行こうとするから、当たらない。でも、四角四面な最近の糞邦画より、遥かに映画体験が出来る作品であることは間違いない。見世物性と言う、映画本来の出立ちへと立脚。

それでも、毎回、ラストがキマらないのは、オチないのは、何故なのだろうか?

創造性の限界を突破したかどうかは、そう簡単では無いが、体力の限界へは大いに挑戦している監督・主演がそこにいた。

悪趣味な映画は兎に角、オモロい。
携帯の着信音が、ホントに趣味の悪さ全開で、シツコく嫌悪感を煽る。
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