このレビューはネタバレを含みます
平日の仕事帰りに観るには、気分転換にもってこいかも知れないです。
舞台を観ているような感覚もあるけれど、映画ならではの面白い描写もあるし、ちゃんと映画でやる意義を感じられる作品。
不思議なバランス感覚で、ゆらゆらと揺れてはいるけれど倒れずにいるものを見ている感じ。
監督・脚本・主演の松尾スズキさんを見ていたら、なんだろうこの感覚…となってきて、よくよく考えたら、ウディアレン感だな。と思いました。
独自のワールド。
脚本の面白さもさることながら、岩井秀人さんや秋山菜津子さんの上手さが染みます。
松尾スズキ作品にある精神病の描写は面白いんだけど、今回のパニック障害は違うww!
全体的に笑いどころ沢山だし、深刻なエロじゃないから気楽に観れました。
劇中ミュージカル、好きです。
振り付け見てたら、このミュージカル行きたくなりました。
最後に向かう女島は渡鹿野島みたいなところだと思ったので、興味をそそられて、その先も見てみたかった。
どんな景色になったのかなぁ。
終始思ったのが、外国の映画賞に出してみて欲しい。
この笑いと哀愁は世界に伝わると思ったし、海外での反応を知りたい!