ラーチャえだまめ

108~海馬五郎の復讐と冒険~のラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

3.5
『松尾スズキの松尾にスズキがズーンて何?』




どーもどーもいいねの数だけ女の子をナンパしようとしたらそもそもいいねがありませんでしたラーチャえだまめです。「あの松坂桃李くんの“桃太郎”を超えた!?」…と風のウワサを聞き不純な動機200%で観たとか言いたきゃないけどそうなのだから仕方がない舞台・ドラマ・映画で幅広く活躍する俳優松尾スズキ主演・脚本・監督作のコチラ【108〜海馬五郎の復讐と冒険〜】を観てみたんでありますがまぁー蓋を開けて見れば1人3役を起用にこなした松尾氏が見事なまでに好き放題に下半身で滅びのバーストストリームをキメまくったとんでもクライシスなコメディ映画だったのでございますねー。


愛妻家の人気作家、松尾演じる海馬五郎が中山美穂演じる元女優の妻がフェイスブックで密かに“ドクター・スネーク”と名乗るイケメンダンサーと“浮気”している事実を知り、これまで尽くしてきた妻の“裏切り”に怒り心頭した五郎は妻への“復讐”を決意、浮気ツイートにきたフェイスブックの“いいね”の数だけ“女を抱く”計画を企てる。そのいいねの数_____108回。


金で買えないものはない……プライスレス!!!をモットーにソープデリヘル“巻き込まれ系”までなんでもござれ。終いには日本で絶滅したはずの“女島”で島中の女性を抱きまくる奇想天外過ぎる事まで実行しようとする五郎。いいねの数=煩悩の数、だから何って話(笑)終盤の“ローションカリギュラ”なる邦画としてはなかなか攻めた画作りをしていますがそんな18禁エロパートは完全に“コメディ”に全振りなので期待するのは×。


むしろ突然始まるミュージカル、カメラアングル、セリフ、間の開け方などがとても舞台っぽい「舞台映画」みたいで個人的には新鮮でしたね。少々寒いギャグが苦手な方には受けが悪いかもしれませんねー名前を呼んだら呼んだ分だけゲロを吐くような映画ですから(笑)


キャストも大東駿介演じる崎陽軒のシュウマイよりデカい頭のホストや全く日本語喋れない外国人役のLiLiCoが思いっきり日本人に見える不思議(笑)などなど明らかに確信犯的犯行で極めつけのEND曲の“星野源の壮絶な無駄使い”(松尾氏作詞もやっておられるんですか……)オチも呆気なくて気づけば海馬五郎の“お盛ん暴走記”をただ見せられていただけだったワケなんでありますが、ほらスマブラとかでもそうじゃん







3Pで1P余る悲しみ(笑)
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