このレビューはネタバレを含みます
未来の話をしよう
ずっと私の前を歩いてくれて
たまに振り返ってくれたら
同じ景色を見たいの 君のそばで
誰かと誰かが繋がる
ほんの僅かなきっかけで
高校生の時って、こんな感じだったかな…
死ね、とか死にたい、とか
口癖のように呟いて
ちょっとしたことで、今まで視界にも入っていなかったクラスメイトのことがやたらと気になったり
3組の不器用な繋がり
それぞれを観ていて、共感できることと、
はぁー、そうくるか、とか思うことがあり
君は君を好きにならない僕のことを好きなんじゃないの？
君は僕が好きと言っても、僕を好きでいてくれるかい？
何度も何度も諦めずに告白する撫子に八千代は言う
その八千代の過去のトラウマを知った撫子は
未来の話をしてもいいかしら？
明日だって未来よ
今、この時間から未来は始まってる
そうしてふんわりと二人の気持ちが一緒になって
大好きよ 大好きだよ
輪郭の柔らかい画面から
あたたかさが伝わって
その撫子に、未来の話をしよう、と言うのは…
死にたい、が口癖だった鹿野
薄昏い顔をした彼女は
ぶっきらぼうながらも彼女の本質に気づいていた小坂との触れ合いを経て
少しずつ変わっていく
皮肉にも彼女の笑顔が見られるのは
小坂の身に起こった悲劇を乗り越えてから
夢で逢いに来てくれた小坂と語る
その切ない触れ合い
もう逢えなくとも
ずっとずっと観てる…
唯一、きゃぴ子のエピソードには
あまり共感出来なくて…
本当は美少女の恒松佑里ちゃんが地味子
なのだけれど、このキャラクターは好み。
そうなんですよね
明日も未来。
