ぎたろー

空の瞳とカタツムリのぎたろーのレビュー・感想・評価

空の瞳とカタツムリ(2018年製作の映画)
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美大時代から仲良し過ぎて三位一体と呼ばれている夢鹿、十百子、貴也。数年来思い続けてた恋心を貴也は夢鹿にぶつけ結ばれた。かに見えたが、次の日、夢鹿は「私は男なら誰とでも寝る」と言い貴也を追い出す。とあることに潔癖な十百子は夢鹿に精神的に依存していている。そんな十百子に夢鹿は「貴也と寝れば」と言う。彼らのありきたりで複雑な三角関係は混沌としていく…
広告代理店に勤め大人になった貴也、状況で自分を変えることが出来ず生きづらくしてる十百子、社会に適応してるように見せて本気で人と向き合えない夢鹿。自分の殻を破ることが次の一歩ではなく、殻を背負って歩んでいくカタツムリのような生き方もあるなって。女性の知り合い2人と一緒に3人くらいで観に行って、話を聞きたくなる映画。
映画も演劇も大人数に届くエンタメも必要だし、数人にしか届かないかもだけど生きる意味を肯定する作品も必要だなぁと改めて感じた一日。
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