かんふー

キングスマン:ファースト・エージェントのかんふーのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

キングスマン1・2観ていない者なのでシリーズとしての感想はわかりませんが・・・映画単品として
ファースト・エージェントすごい良かったです!!!

スパイ×戦争×歴史×親子愛!?
なんだこれ!色々詰まってる!
歴史要素なんですが、意外と史実に基づいていたりで、ほんとびっくり。「え、あ、もしかしてこれが噂のサラエボ事件!?」て感じで謎の胸アツ感がありました。史実とフィクションをいい具合に混ぜ合わせてキングスマンとして成り立たせてて、上手いなー!と思いました。
キャラクターとしては、なんと言ってもラスプーチン!!この人も実在した人で最後は暗殺されたってこと知ってびっくり。嘘か誠かわかりませんが、wikiに色々書いてあります。映画ともリンクして読んでてとっても興味深かったー笑。いやはや。
この人の闘い方がまたスゴイ。絶対映画館で観た方がいい!

戦場のシーンは、本当に観ていて辛かったです。尺は長くないですがしっかりと戦争映画を作った印象でした。ラスプーチンとの闘いからの流れなので、画面ががらっと変わって緩急が激しい。揺さぶられたー。コンラッド役の役者さん、すごい良かったです。勇敢で正義感にあふれ、でもどこか儚さを纏った青年を上手く演じていると感じました。

キングスマンはこれまで観たことがなく、ちょいグロ派手なスパイアクションという印象を持ってたのですが、本作はその要素も残しつつ?戦争も歴史も描き、かつ父と子の愛情をきちんと丁寧に描き切るという・・・監督さん、めちゃくちゃ器用ですね。
年内最後の映画館だったので、楽しませていただき感謝!