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キングスマン:ファースト・エージェントのSSRTのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キングスマンゴールデンサークルが個人的に好きでなかったことと、他の方のレビューによるとこれまでのシリーズとだいぶ毛色が違うということで、あまり興味がそそられず劇場では未鑑賞
公開から約2ヶ月?くらいでディズニープラスで配信開始(はやい!)されたので鑑賞したが、めちゃくちゃ面白かった
個人的にはシリーズ1と言ってもいいくらい
確かに前作までのような軽いノリや悪ふざけのような爽快殺人シーンなどはほとんどないが、史実を元にしたストーリーはよくできている
これまではエグジーが親世代の意思を受け継ぎ戦う物語を描いていたが、今作は子供の思いを受け継ぐ親世代の話
母との約束、そして凄惨な戦争を知っているからこそ戦地に行かせたくない父、国のために戦うことを誇りに思う息子
すれ違いが起こした末路は悲惨なものだったが、息子の思いを胸に荒くれ者として再奮起する父親の姿には胸を打たれた
ラストバトル、投射された戦争の映像に一騎打ちのシルエットが映るシーンには思わず涙腺が緩んでしまった
キングスマンが何故創設されたのかという本編以前のスピンオフ的な立ち位置の本作だが、先駆者達の活躍と、創設までの物語がしっかりと組み立てられている良作

私も後から知った余談だが、この映画の原題は「The King's man(国王に仕える人?みたいな意味)」で、これまでの「Kingsman」とは別らしい。そのため、これまでのキングスマンらしくないというのはある意味当然というか大前提で、そういった感想はハナから筋違いなのだと思う。邦題ではどちらもキングスマンなので仕方ないが。
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