七沖

キングスマン:ファースト・エージェントの七沖のレビュー・感想・評価

4.0
〝始まりも、超過激〟
予告のファイナル版というのを観たが、これが一番キングスマンっぽい。この予告を編集した人、めちゃくちゃいい仕事してる。
…というくらい、予告から受ける印象とは異なる、真面目な内容の映画だった。

ラスプーチン戦は本作珠玉の出来!
ラスプーチンのキャラはいかにもキングスマン的な変態さが溢れていて非常にいい。
このバトルだけでこの映画を観る価値がある。
歴史上の人物が実は…というエピソードも多くて、第一次世界大戦あたりの世界史に興味があるとより楽しめる内容だ。

あと、敵の首魁のヤギに対する扱いが胸糞だったのでラストの決着はスカッとできる。

個人的にはシリーズ2作目のゴールデンサークルは悪趣味さにやりすぎ感があってノれなかった。本作は良いか悪いかは置いておいて、過去2作の悪趣味さが鳴りを潜めていて観やすく、安心して観ていられる。
個人的にはこれくらいがちょうどいい!

なぜメンバーが円卓の騎士の名前で呼ばれているかなどの理由も分かり、キングスマンのオリジンとしては充分に楽しむことができる作品だった。
七沖

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