Byleth

キングスマン:ファースト・エージェントのBylethのレビュー・感想・評価

3.0
作品解説
マシュー・ヴォーン監督の大ヒットスパイアクション第3弾。
第一次世界大戦を背景にスパイ組織"キングスマン"誕生秘話が明かされる。
世界最強のスパイ組織"キングスマン"の活躍を描く大ヒットアクション第3弾。今回は時代を遡り、第一次世界大戦を背景に"キングスマン"誕生秘話が明かされる。『007』シリーズのM役で知られるレイフ・ファインズ、『007/慰めの報酬』でボンドガールを演じたジェマ・アータートンら豪華俳優陣が共演。前2作を手掛けたマシュー・ヴォーン監督、原作者マーク・ミラーのタッグが、痛快エンターテイメントに仕上げた。

ストーリー
不穏な空気が世界を覆っていた。第一次世界大戦前夜の1914年。イギリス貴族のオックスフォード公は、謎の人物"羊飼い"率いる悪の秘密結社"闇の狂団"に立ち向かうため、息子コンラッドや女執事ポリーらと共に国家権力を超越したスパイ組織を結成。"闇の狂団"のメンバーで、世界大戦を目論むロシアの怪僧ラスプーチンと死闘を繰り広げる。世界に危機が迫る中、オックスフォード公たちは彼らの陰謀を阻止できるのか?

*BS10スターチャンネル公式ホームページの作品ページより引用

2024年最初の映画レビューは『キングスマン ファースト・エージェント』
まあこの映画に関しては公開当時劇場で鑑賞したが、その時はFilmarksをやっていなかったという事もあって、今回レビューを作成するに当たってBS10スターチャンネル1、1月1日夜9時からのTV初放送を介して改めて見返した。

この映画は訳ありの作品で、当初は2020年2月公開予定だったのが、X-MENやデッドプールをMCUに合流させたいという理由によるディズニーの20世紀FOX買収やコロナ禍の影響による度重なる公開延期により、2021年12月24日に日本公開された本作。ところがやっと公開出来たと思いきや今度は『呪術廻戦0』『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』という2本の超大作に挟み撃ちにされ、『マトリックス レザレクションズ』共々赤字になる…というとんでもない事故物件となってしまった。いやぁ…闇深いですね…まさしくディズニーとMCUの闇を象徴する1本でしょう。『ウィロー』よりマシでしょうね

さてそんな本作は2015年日本公開の第1作や2018年日本公開の第2作より時系列を遡り、第一次世界大戦下のイギリスを舞台に"キングスマン"の超過激な誕生秘話を描くというもの。その為本編シリーズに出てきた豪華なガジェットはほぼ登場せずファンからしたら物足りない印象は頷けた。

予告編で印象を受けた人も多いであろうラスプーチンは過激でキレのあるダンスに毒をやられても死なないといつ生き様は見事な演出だと思えた。

キングスマンはエグシーとハリーありきでの物語って言う人が多く、確かにって思えるような作品だったが、本編シリーズに関連するような内容もあるので『ハンガー・ゲーム0』と同じく初見の人には楽しめる作品だと思います
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