クリストファー・ノーランの長編作品唯一あまり評価の高くない今作。
自分の中では間違いなくナンバーワン監督なだけに、不安も感じながらの鑑賞。
これはノーラン作品として見てはいけないかな。
ノルウェー作品のリメイクということで脚本もノーランが手がけていないのであれば、まあ当然だろう。
内容としても人間の深層心理を抉るような非常に上質のミステリーであると感じた。
そしてアル・パチーノとロビン・ウィリアムズ、そしてヒラリー・スワンクとオスカー俳優たちの共演というだけで観る価値あり。
ノーラン作品という呪縛に囚われなければ十分に楽しめる良作だろう。
これでクリストファー・ノーラン完全制覇。
今後も世界をあっと言わせる作品を心待ちにしたい。